コラム
2022年12月パッチでWindows 10端末がブルースクリーンに、Microsoftが修復方法を案内
いつもお世話になっております。「biz-us クラウド」サポート担当です。
米Microsoftは2022年12月17日に、当月のWindows 10向けセキュリティ更新プログラム「KB5021233」に新たな問題が発見されたと発表しました。一部のデバイスで起動時に「0xc000021a」というブルースクリーン(BSoD)エラーが発生することがあるようです。
この症状が発生する可能性のあるプラットフォームは、以下の通りです。Windows 11やサーバーOSには影響しないと言われてます。
- Windows 10 バージョン 22H2
- Windows 10 バージョン 21H2
- Windows 10 バージョン 21H1
- Windows 10 バージョン 20H2
この問題は「C:¥windows¥system32」と「C:¥windows¥system32¥drivers」にある「hidparse.sys」のファイルバージョンが一致せず、クリーンアップ時に署名検証に失敗するのが原因となります。
(Windowsが「C:¥windows」にインストールされていると仮定)。
問題を解決するには、Windows回復環境(WinRE)を利用する必要があります。
追記:2023年1月10日の発表で、同日にリリースされた「KB5022282」ではこの問題が解決されているとありました。パッチの適用を行えば、以下のコマンドの実行は必要ありません。
1.「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[回復]-[PC の起動をカスタマイズする]セクションにある[今すぐ再起動]ボタンを押し、「WinRE」環境へ移る
「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[回復]セクション
2.[トラブルシューティング]-[詳細オプション]画面へ進む
[トラブルシューティング]を選択[詳細オプション]を選択
3.[コマンド プロンプト]ボタンを押す。必要に応じてデバイスが再起動するのを待ったり、パスワードでデバイスにサインインしなければならない場合があります
[コマンド プロンプト]ボタンを押す
4.「コマンド プロンプト」が起動したら、以下のコマンドを実行する(Windowsが「C:¥windows」にインストールされているごく一般的な場合。それ以外は自分の環境に合わせてカスタマイズする必要がある)
5.コマンドが環境したら「exit」と入力して「コマンド プロンプト」を終了。[続行]ボタンで「WinRE」環境を終了する。作業はこれで完了で、Windowsが正常に起動します。