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【Windows11】「KB5029351」の更新プログラムを適用してみた結果

こんにちは、「biz-us クラウド」サポート担当です。

今回は、2023年8月22日にリリースされたWindowsの更新プログラム「KB5029351」を弊社の環境に適用してみたのでご紹介をさせていただきます。

まず結論からお伝えすると、弊社Windows11のPC環境では現時点で特に不具合が出ておらず快適に活用ができております。ただし、ブルースクリーンが発生するとの不具合報告もありますので注意が必要です。

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そもそも、KB5029351でどう変わった?

Microsoft公式より引用をさせていただくと下記の通りです。
※内容が長いため、「なんとなくそんな感じなんだな」と要点を把握していただければと思います。

≫Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイドをダウンロードする

ハイライト

新機能! この更新プログラムは、検索ボックスの輝きに新しいホバー動作を追加します。 カーソルを合わせると、検索ポップアップ ボックスが表示される場合があります。 この動作を調整するには、タスク バーを右クリックします。 次に、[タスク バーの設定] を選択して、検索ボックスのエクスペリエンスを変更します。

この更新プログラムでは、イスラエルでの夏時間 (DST) の変更がサポートされています。

この更新プログラムは、検索アイコンに影響する問題に対処します。 選択すると、検索アプリは開きません。 これは、マシンがスリープ状態になった後に発生します。

この更新プログラムにより、検索アプリの信頼性が向上します。

この更新プログラムは、TAB キーに影響する問題に対処します。 これを使用して検索結果を参照するには、追加のアクションが必要です。

この更新プログラムは、ナレーターに影響する問題に対処します。 タスク バーの検索ボックスが正しく識別されず、検索ボックス内の検索が強調表示されます。

この更新プログラムは、検索ボックスのサイズに影響する問題に対処します。 そのサイズは、Microsoft Surface Pro および Surface Book デバイスのタブレット姿勢モードで縮小されます。

引用:Microsoft「2023 年 8 月 22 日 — KB5029351 (OS ビルド 22621.2215) プレビュー」

改善点

このセキュリティ以外の更新プログラムでは、品質が強化されました。 この KB をインストールする場合:

新機能! この更新プログラムは、アプリの既定値に影響を与える新しい機能を追加します。 詳細については、「 Windows でのアプリのピン留めとアプリの既定値に対する原則的なアプローチ」を参照してください。

新機能! このリリースでは、”オプションの更新プログラムを有効にする” という新しいポリシーが追加されます。 管理者は、これを使用して、商用デバイスの月単位のオプションの累積的な更新プログラムを構成できます。 このポリシーは、段階的 な制御された機能ロールアウト (CFR) にも使用できます。 詳細については、「organizationのオプションの更新プログラムを有効にして制御する」を参照してください。

この更新プログラムは、グループ ポリシー サービスに影響する問題に対処します。 ネットワークが使用可能になるまで、既定の待機時間である 30 秒間は待機しません。 このため、ポリシーは正しく処理されません。

この更新プログラムは、D3D12 独立デバイス用の新しい API を追加します。 これを使用して、同じアダプター上に複数の D3D12 デバイスを作成できます。 詳細については、「D3D12 独立デバイス」を参照してください。

この更新プログラムは、WS_EX_LAYERED ウィンドウに影響する問題に対処します。 間違った寸法で、または間違った位置にウィンドウがレンダリングされる可能性があります。 これは、表示画面をスケーリングするときに発生します。

この更新プログラムは、仮想印刷キューに送信される印刷ジョブに影響する問題を解決します。 エラーなしで失敗します。

この更新プログラムは、CPU 使用率が高くなる問題に対処します。 これは、”fBlockNonDomain” ポリシーを有効にした場合に発生します。

この更新プログラムは、ディスク パーティションに影響を与える問題に対処します。 システムが動作を停止する可能性があります。 これは、ディスク パーティションを削除し、削除されたパーティションから既存の BitLocker パーティションに領域を追加した後に発生します。

この更新プログラムは、Windows が失敗する原因となる問題に対処します。 これは、セクター サイズが大きいストレージ メディアで BitLocker を使用する場合に発生します。

この更新プログラムは、リモート デスクトップ セッションに影響する問題に対処します。 セッションにサインインしようとすると、間違ったエラー メッセージが表示されることがあります。

この更新プログラムは、[スタート] メニュー アイコンに影響する問題に対処します。 初めてサインインした後に表示されません。

この更新プログラムは、設定に影響する問題に対処します。 設定アプリの [Windows バックアップ] ページでトグルをオンにしても同期しません。

この更新プログラムは、ポリシーの結果セット (RSOP) に影響する問題に対処します。 Windows LAPS “BackupDirectory” ポリシー設定が報告されませんでした。 これは、設定が 1 (“AAD にバックアップする”) に設定されている場合に発生します。

この更新プログラムは、Windows Update for Business を使用するユーザーに影響を与える問題に対処します。 サインイン時にパスワードの変更を求められたら、変更操作は失敗します。 その後、サインインできません。 エラー コードが0xc000006d。

この更新プログラムは、Microsoft Excel に影響する問題に対処します。 応答を停止します。 これは、日本語入力メソッド エディター (IME) を使用しているときに Ctrl キーまたは Shift キーを押すと発生します。

引用:Microsoft「2023 年 8 月 22 日 — KB5029351 (OS ビルド 22621.2215) プレビュー」

KB5029351の不具合報告は?

Microsoft公式によると『UNSUPPORTED_PROCESSOR』のブルースクリーンエラーが発生する場合があるとのことでした。

この不具合はRedditで多数報告されており、主に最新BIOSを適用したMSI製のIntel 600 / 700シリーズチップセットマザーボード環境(Core i 12000シリーズAlder LakeやCore i 13000シリーズRaptor Lake環境)で報告されています。
Microsoftはこの不具合を認識しており、現在調査中とのことです。

Microsoft は、2023 年 8 月 22 日にリリースされた更新プログラム ( KB5029351 ) をインストールし、デバイスを再起動した後、ユーザーがブルー スクリーンに「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラー メッセージを受け取る問題の報告を受け取りました。KB5029351 は、 Windows が期待どおりに起動できるように自動的にアンインストールされる場合があります。この問題が発生した場合は、KB5029351を再インストールしないことをお勧めします。

引用:Microsoft 「Microsoft は「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーに関する報告を受け取りました」


他にもTwitterにて「Windowsキーがうまく動作しない」と報告がありましたが、弊社の環境だと問題ありませんでした。

ダウンロード時間は?

弊社の環境だとダウンロードから再起動まで約30分程度でした。
環境によっては、ダウンロードに時間がかかるユーザーもいらっしゃるそうです。

Explorer Patcherとの相性は、まだ良くない模様

Windows 11のタスクバーやファイルエクスプローラを、Windows 10っぽくするパッチで最も有名な「Explorer Patcher」との相性はまだ悪いようですので、もし愛用されている方がいらっしゃったら見送ったほうが良いかもしれません。

以上、Windowsアップデートについてのお知らせでした。

Windows11でもしバグが発生した場合

もし不明点や解決しない場合、中小企業向けに「Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイド」にてWindows11のよくあるトラブルと解決方法を操作手順付きでご紹介しておりますので、是非ダウンロードしてご活用ください。


他にもWindows11関連で不具合など発生した場合は、弊社のサービスである「biz-us クラウド」のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください!

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    株式会社MJE、biz-us クラウドサポート担当です!
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