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【初心者でも分かる】企業のネットワークセキュリティ対策について解説
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こんにちは、「biz-us クラウド」サポート担当の三代です。
パンデミックを機にテレワークやクラウドサービスが普及し、当社サポートにもウイルス対策について以下のようなご相談が増えています。
- 情報セキュリティ対策をしたいけど、どうしたらいいのかわからない
- 対策はしたいが、コストはあまりかけられない…
- どこまで対策すればいいの?
そこで今回は、中小企業向けに具体的なセキュリティ対策についてご紹介します。
「ネットワークセキュリティ対策が必要」とわかっていても専門用語ばかりで難しいよね…。この記事では、初心者向けにわかりやすく解説するよ!
目次
ネットワークセキュリティとは、ネットワークをサイバー攻撃から守るための対策のこと
ネットワークセキュリティとは、ネットワークに接続されているパソコンやシステム、その中にあるデータをサイバー攻撃などの脅威から守るための対策のことです。
中小企業が狙われている!? 情報セキュリティ対策の必要性
近年のクラウドサービスの普及に伴い、サイバー攻撃が活発化しています。
最近は、侵入が難しい大企業や有名企業を直接狙うのではなく、対策の甘い中小企業を踏み台にして大企業に派生させるサプライチェーン攻撃という手口も増えており、中小企業だからといって油断はできません。
また、情報セキュリティ対策は、常に攻撃者との「いたちごっこ」です。
技術革新により有効な対策方法が開発されると、その隙を狙った新しい脅威が発生します。
「これだけやったから大丈夫だろう」と慢心するのではなく、定期的に対策方法を見直し、アップデートしていくことが大切です。
情報セキュリティの基本的な考え方として「情報セキュリティ3大要素」が定義されています。下記記事で解説していますので、こちらも参考にしてみてください。
関連記事:情報セキュリティの3要素とは?例を交えてわかりやすく解説
最低限やっておきたい!具体的なセキュリティ対策方法
多くの企業にとって、いきなりハイレベルな対策を行うのは難しいと思います。
まずは、すぐに始めやすい具体的なセキュリティ対策についてご紹介します。
「最低限これだけはやっておきたい」ポイントのため徹底しましょう。
- スマホやパソコン・OS・ソフトウェアを最新バージョンにアップデートする
- ウイルス対策ソフトを導入し、ウイルス定義ファイル(パターンファイル)は常に最新の状態に保つ
- パスワードは「長く」「複雑に」「使い回さない」ようにする
- 怪しいサイトや心当たりのないメール・添付ファイルを開かない
- ファイルサーバーやクラウドサービスなどのアクセス権を必要最低限にし、無関係な人に見られないようにする
- 脅威や攻撃の手口を社内共有し、「誰もがサイバー攻撃の対象である」という意識を持つ
情報セキュリティ対策は組織全体で取り組むことが大切!
どんなにハイテクなシステムを導入していても、「うっかり迷惑メールのリンクをクリックしてしまった」などの人為的なミスが起因となってウイルス感染してしまうことも多くあります。
セキュリティ対策は、組織全体でセキュリティ意識の向上を図ることが重要です。
従業員の情報リテラシー向上のために、「定期的な教育・研修・社内周知」を行いましょう。
また、トラブルや障害発生時の対応マニュアルを整備し、模擬訓練を行うことで目に見えない課題も明らかになります。
PC操作に慣れていない従業員がいる場合は、IPA(情報処理機構)が公開している「偽セキュリティ警告画面(サポート詐欺)を体験できるサイト」を試してみるのもいいかもしれません。
IPA「偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページ」
サポート詐欺は、ネット閲覧中に偽のセキュリティ警告を表示して金銭をだまし取ろうとする詐欺のことだよ。突然、大量の警告文が表示されると焦ってしまうよね!実際に体験して対処方法を知っておくと、もしものときも安心だね!
経営者や経営層に必要なセキュリティ対策への考え方とは?
経営者や責任者の方に向けて、セキュリティ対策に必要な考え方を解説します。
サイバー攻撃が経営にもたらすリスクを考える
秘密情報や個人情報の漏えいによる、高額の賠償請求や金銭的損失を伴う事故が増えています。さらに、サイバー攻撃を受けてしまうと、自社だけでなく取引先や顧客などにも被害が派生する可能性があります。
サイバー攻撃による不利益
- 金銭の損失
- 顧客の喪失
- 事業の停止
- 従業員への影響
自社で起こりうるトラブルを想像し、業務への影響やリスクを明確にすることが、情報セキュリティ対策の第一歩です。
組織として対策するために、自ら実行していく
組織として対策するためには、慎重な計画とバランスが求められます。
よくある失敗例は、セキュリティを強化することで現場の従業員の利便性が低下し、ハレーションが起こってしまうことです。
経営者や責任者は、業務効率とセキュリティのバランスを考慮し、最終的に意思決定しなければなりません。新たな仕組みを導入する際には、現場の従業員へのヒアリングを行いながら、自社の事業に見合った対策なのかをしっかりと検討していく必要があります。
また、セキュリティをより強固にするには人的な注意や対策だけでは限界があります。サイバーセキュリティ対策は効果を実感しにくいため、経営層の方にとって投資しにくい分野かもしれません。
しかし、自分が「担当者側」の立場だった場合、セキュリティに不安を抱えている会社と積極的に取引をしていきたいと思うでしょうか?
多くの方が「NO」と声を上げることでしょう。
効率と安全性のバランスを取りながら適切な対策を行うことで企業の信頼性は高まり、長期的には顧客や取引先との関係を強化することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回では初心者の方でもできるだけ分かりやすく「ネットワークセキュリティの大切さについて」についてご紹介いたしました。
情報セキュリティ対策は何から始めたらいいのか、どこまで対策すればいいのか判断が難しいものです。
当社では、まず情報セキュリティ対策の重要性を理解して基本的な対策を始めたうえで、本格的な「UTM」や「ファイルサーバー」などの導入をおすすめしております。
関連記事:中小企業のセキュリティ対策にはUTMがおすすめ!特徴や選び方について解説!
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