トラブル対応事例
UTM導入後のHDDへのアクセス速度低下を改善
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「biz-us クラウド」をご契約中の法人ご担当者様から、UTM(統合脅威管理)の導入後にネットワークに接続できるHDD(NAS)へのアクセス速度が著しく遅くなったという報告がありました。
アクセス速度低下の原因を調査
早速、原因を特定するために調査したところ、NASのDHCPでのIPアドレスの払い出しが原因であると判明しました。
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)とは、コンピューターがネットワークに接続して通信する際に必要な設定情報を自動的に割り当てる仕組みのことです。この仕組みによってIPアドレスを端末に自動で割り当てる機能をもつサーバーを「DHCPサーバー」と呼びます。
今回のケースでは、NASに内蔵されているDHCPサーバーによるIPアドレスの自動割り当てがネットワークパフォーマンスに悪影響を与えていました。
具体的な対応策
ネットワークの設定を見直し、DHCPサーバーのIPアドレスを変更することで改善しました。
新しいシステムの導入後は、ネットのパフォーマンスへ影響が出る可能性もあります。ネットワーク設備を変更または追加する際にはDHCP設定の影響について考える必要があります。
もし新しいシステムの導入や導入後の不具合等に悩まれている法人様がいらっしゃいましたら、お気軽に「biz-usクラウド」までお問い合わせください。