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【アップグレードすべき?】Windows11のメリットとデメリットを解説
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こんにちは。「biz-us クラウド」サポート担当です。
いきなりですが、現在Windows10のユーザーをお使いの中で下記のようなお悩みはありませんでしょうか?
- 「Windows11の良い噂を聞かないしまだWindows10のままでいいのではないか・・・」
- 「いきなりUIが変わるとストレスを感じそう・・・」
- 「けどサポート終了の2025年10月14日までにアップグレードしないとな~」
- 「とりあえずWindows11のメリットとデメリットを知りたい」
とお悩みになられている方も多いのではないでしょうか?
実際にXでお調べしてみると様々なユーザーのお声が見受けられました。
まず結論をお伝えするとWindows10のサポートが切れるまでに絶対にアップグレードをしなければいけないため、慣れるためにもタイミングを見てアップグレードしておくというのをおすすめします。後述をしますが、最悪「自分には合わない」と思ったとしたら10日以内であればWindows10へダウングレードすることも可能です。
2023/11/1(日本時間)に正式リリースされた大型アップデート「Windows 11 23H2」においてはAIツールのMicrosoft Copilot(マイクロソフト コパイロット)」機能が搭載されることもあったり、筆者の考えではアップグレードしたほうが便利であると考えています。
メリットはスタイリッシュなUIとエクスプローラーのタブ切り替えが便利なところやAIツールを色々使えるところだと考えているよ!
逆に現時点ではWindows11のバグや課題がまだまだあるところだと考えているよ!
Windows11は2021年10月に正式リリースされたばかりの最新のOSですが、Windows10と比べてどんな違いがあるのか着目しつつ、本記事ではWindows11のメリットとデメリットを紹介します。
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目次
Windows11のメリットとは?
まず最初に「Windows11のメリット」について解説をさせていただきます。
Windows11には以下のような魅力的な機能や特徴があります。
デザインが美しく刷新
角が丸くなったアイコンやウィンドウ、センターに配置されたスタートメニュー、透明感のあるタスクバーなど、見た目がすっきりしてモダンになりました。
また、ウィジェットやスナップレイアウトなどの新機能も追加されて、操作性や生産性も向上したので美しくて使いやすいOSだと思います。
全体的に洗練された印象になって、デザインは好みが分かれるかもしれないけど、スマートフォンやタブレットとの統一感が出て使いやすく感じたよ!
ウィジェットやAndroidアプリが使えるようになった
Windows11では「ウィジェット」という機能が追加されました。
ウィジェットとは、天気やニュース、カレンダーなどの情報を一覧で表示する小さな画面のことで、タスクバーから簡単に開くことができ、自分の興味やニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。
ウィジェットを使えば、ブラウザを開かずに必要な情報を素早く確認できるのも最高ですね。
さらにWindows11では、Microsoft StoreからAndroidアプリをインストールして使うことができるようになりました。
Amazon Appstoreと提携して実現した機能で、今後はGoogle Play Storeとも連携する予定だそう!
Androidアプリを使えば、PCでスマホ用のゲームやSNSなどを楽しむことができるのもゲーマーからするとさらに良いところかも!
ゲーム性能が向上した
Windows11では、ゲーム性能が向上したという点もメリットです。
Windows11では、DirectX 12 UltimateやAuto HDR、DirectStorageという技術が採用されています。これらの技術によって、グラフィックスの美しさや描画速度、ロード時間などが改善されます。
また「Xbox Game Pass for PC」というサービスも利用できてNetflixやAmazonプライムのように月額料金を払うことで、数百種類のPCゲームを好きなだけプレイできるサービスもあります。
最新作や人気作も含まれており、筆者のようなゲーム好きには嬉しいサービスですね!
Windows11のデメリット
次におそらく読者の方の中でも1番気になる「Windows11のデメリット」について見ていきましょう。
Windows11には以下のような問題点や不満点があります。
必要最低スペックが割と高め
Windows11では、システム要件が高くなりました。具体的には、以下のような要件を満たす必要があります。
- プロセッサ:1 GHz 以上の 2 コア以上 64 ビット プロセッサ
- メモリ:4 GB 以上
- ストレージ:64 GB 以上
- システムファームウェア:UEFI、セキュアブート対応
- TPM:Trusted Platform Module (TPM) バージョン 2.0
- グラフィックスカード:DirectX 12 またはそれ以降に対応し、WDDM 2.0 ドライバーを備えた互換性のあるグラフィックスカード
- ディスプレイ:高さ 720 ピクセル以上の HD (720p) ディスプレイ
これらの要件を満たさないと、Windows11にアップグレードできないか、一部の機能が使えない可能性があります。
特にTPM(※)という機能は、多くのPCに搭載されていないか、設定が無効になっていることが多いです。※TPMとは=暗号化や認証などのセキュリティ機能を提供するハードウェアのことを指します。
Windows11では、TPM 2.0が必須となっていますが、これは2016年以降に発売されたPCであれば搭載されている可能性が高いです。
しかし、それ以前のPCや自作PCでは、TPMがないか「バージョンが1.2以下」の場合があるのでその場合は、マザーボードにTPMチップを追加するかパソコンごと買い替える必要があります。
不具合やバグがまだまだ多い
実際にX(旧Twitter)でお調べをしてみると、多くの方がWindows11 のバグに対して懸念点をお持ちであることがわかりました。
😱皆さんにお聞きしたいです😱
— Takahashi Hiroto│髙橋大翔 (@hiroto_graphy) June 14, 2023
Windows11なんですが、エクスプローラーのタブの切り替えをしようとすると必ず落ちる現象が起きます。
誰かわかる方〜!!😭#Windows11 #ウインドウズ pic.twitter.com/BXvjhWYwOU
Windows11はまだ正式リリースされたばかりなので、不具合やバグが多いという点も正直デメリットです。
例えば、以下のような問題が報告されています。
- タスクバーの時計や通知アイコンが表示されない
- スタートメニューやウィジェットが開かない
- ファイルエクスプローラーがクラッシュする
- BluetoothやWi-Fiが切断される
- サウンドやマイクが動作しない
これらの問題は今後のアップデートで修正される可能性が高いですが、それまでは不便に感じることもあると思います。
また、一部のアプリやドライバーがWindows11に対応していない場合もありますので、開発者やメーカーによる対応を待つしかありません。
以下の記事において「Windows11のバグ」についてまとめておりますので併せてご覧ください。
≫【最新版】Windows11はバグまみれ?現時点で確認できるバグ一覧まとめ
Windows11へアップグレード時にバグが発生した場合
もし不明点や解決しない場合、中小企業向けに「Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイド」にてWindows11のよくあるトラブルと解決方法を操作手順付きでご紹介しておりますので、是非ダウンロードしてご活用ください。
どのような人がWindows11へアップグレードするべきか?
以上のように、Windows11にはメリットとデメリットがあります。
では、Windows11へアップグレードするべきかどうかはどう判断すればいいのでしょうか?
結論として筆者は「新しいものが好きな人はアップデートしていいのでは」と思っています。
個人の好みやニーズによって異なりますが、以下のような基準で考えると良いかもしれません。
- 最新のデザインや機能を楽しみたい人=Windows11を検討してOK
- ゲーム性能を向上させたい人=Windows11を検討してOK
- AndroidアプリをPCで使いたい人=Windows11を検討してOK
- システム要件を満たしている人=Windows11を検討してOK
- システム要件を満たしていない人=Windows10のままでOK
- Windows10のデザインや操作に慣れている人=Windows10のままでOK
- 不具合やバグに耐えられない人=Windows10のままでOK
これらのようにWindows11にはまだ改善の余地があります。バグや不具合も多く報告されていますし、互換性やセキュリティも気になるところです。
しかし、Windows11はまだ開発中というのもありますのでこれからもっと良くなると期待しています。
「合わない」と思っても10日以内であればダウングレードが簡単にできますので、一旦アップグレードしてみるという選択肢もありだね!
詳しくは以下の記事をご覧ください。
≫【最新】Windows11 22H2アップデートの不具合と解決法まとめ
Windows11に23H2から「生成AI」が標準搭載される!
先ほども冒頭にてご紹介をしましたが、MicroSoft新製品発表イベントにて生成AIツール「Microsoft Copilot」を発表しました。
このアップデートには、150個以上の新機能が含まれ、Bing、Edge、Microsoft 365 Copilotなどにも展開される予定です。
新機能としては、ペイント、フォト、ClipchampなどのアプリにAIを活用した機能が追加される予定でWindows11にはさらなる可能性が秘めていることが分かります。
- 「ペイント」に生成AI機能「Cocreator」(プレビュー)が追加され、背景削除とレイヤー機能が追加される。
- 「フォト」アプリはAIで強化され、背景ぼかしやテキストによるOneDrive上の画像の検索などが可能になる。
- 「Snipping Tool」では、画像から特定のテキストを抽出できるようになる。
- AI関連としてBing ChatのAI機能更新、Bing Image Creator、Edgeの「Microsoft Shopping」、企業向け「Microsoft 365 Copilot」と「Microsoft 365 Chat」の提供開始などが予定されています。
ますます目を離せなくなるアップデートですので、今後も最新情報をお届けさせていただきます。
これらのようにWindows10のサポートも2025年に終了というのもありますので、今のうちに慣れておくというのもありかもしれませんね。
多くのユーザーが同じような考えであることがX上で見受けられました。
Windows11に興味のある方は、ぜひ1度目を通してみることをおすすめします。
Windows11 23H2が2023年秋にリリース!22H2と違いは?
待望の大型アップデート「Windows 11 23H2」に関して以下の記事で「22H2」との比較をしつつご紹介をしております。Copilot以外にも様々なAIツールについてご紹介をしておりますので、是非ご覧ください。
≫【徹底解説】Windows11 23H2の新機能とは?リリース日はいつ?22H2からどう変わった?
Windows11と相性が良くないと思われた方は10日以内にダウングレードしよう
冒頭でもお伝えさせていただきましたが、アップグレードから10日以内であればWindows10へ戻すことが可能です。
ただし、10日過ぎてしまうと復元ができなくなってしまうので「10日以内」に戻すようにしましょう。
もし10日過ぎてからWindows10に戻したい場合
データをバックアップしてから「クリーンインストール」することが必要です。
その場合はファイルやデータが消える恐れがあるので注意が必要ですが「初心者でも分かるように操作画面つきで完全に1から網羅的に解説」をしておりますので、こちらの記事をご覧ください。
企業・法人は最新のWindows11を導入すべき?
企業としてパソコンの環境を最新の状態に保つことは、セキュリティ面・効率性の向上に不可欠です。さらにいえばWindows10は2025年10月でサポート終了にもなりますので、Windows11への移行は企業にとって重要なステップと言えるでしょう。
「早くWindows11にアップグレードしなくてはいけない」と理解していてもWindows11への導入計画の策定に難航していたり、移行する上でのリソースが不足していたりなど、Windows 11の導入・移行がスムーズにできない場合は、弊社サービス「biz-us クラウド」などの導入支援サービスを利用することも有効です。
biz-us クラウドならではの強み
- Windows 11 の導入から運用まで一貫してサポート
- Windows 11 移行後のトラブルにもヘルプデスクが対応
- Windows 11 移行後の環境づくりもサポート
社内のリソース不足で導入後のアップデートや管理に手が回らない場合や、導入はできたものの環境づくりや管理が後回しになっているなどリソース不足でもサポートすることも可能です。
「biz-us クラウド」ではリモートでの対応だけでなく、現地の訪問・出張対応まで幅広く承っております。お気軽にお問い合わせください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回では「Windows 11のメリットとデメリット」について筆者の見解も交えて網羅的にご紹介させていただきました。
再度結論を述べると下記のような判断軸でアップデートをするかしないかをお選びいただくと良いと思います。
- 最新のデザインや機能を楽しみたい人=Windows11を検討してOK
- ゲーム性能を向上させたい人=Windows11を検討してOK
- AndroidアプリをPCで使いたい人=Windows11を検討してOK
- システム要件を満たしている人=Windows11を検討してOK
- システム要件を満たしていない人=Windows10のままでOK
- Windows10のデザインや操作に慣れている人=Windows10のままでOK
- 不具合やバグに耐えられない人=Windows10のままでOK
もし「更新プログラムのアンインストールの方法が分からない」「Windowsの更新プログラムのせいで業務に支障が出ている・・・」などお困りごとがありましたら当社のヘルプデスク代行サービス「biz-usクラウド」のサポートスタッフがリモート操作で対応します!