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【最新版】Windows11はバグまみれ?現時点で確認できるバグ一覧まとめ
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こんにちは、biz-usクラウド サポート部です。
Windows10のサポート終了が2025年10月に迫るなか、Windows11への移行を検討している企業も増えてきました。
一方で、現行のWindows11ではいまだに不具合やバグの報告も多く、業務用PCとして「本当に今導入して問題ないのか」と不安の声も多く聞かれます。
実際、以下のような疑問や懸念を抱えている企業担当者様も多いのではないでしょうか。
- Windows11の評判があまり良くないのでまだWindows10のままにしている
- 少しずつ不具合の改善があるようだけど、今はどうなのか知りたい
- 「タスクバーの挙動がおかしい」とよく耳にする
- そもそも、いつまでにアップグレードしないといけないの?
そこで本記事では、2024年時点で確認されているWindows11の主なバグや不具合を総まとめしました。
企業のIT担当者や導入ご検討中の方にとって、判断材料のひとつとしてご活用いただければ幸いです。
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目次
タスクバーが消えてしまう

Windows11では、タスクバーのデザインが従来と異なり、アイコンが中央に配置されるなどの大きな変更が加えられました。
しかしその一方で、「タスクバーが突然消えてしまう」という不具合も報告されています。
タスクバーが消えると、スタートメニューや通知センターなどにアクセスできなくなるのでかなり致命的だよね・・・。
一時的な対処方法
Ctrl
+Alt
+Delete
を押す- 「タスクマネージャー」を選択
- 「Windows Explorer(エクスプローラー)」を探して右クリック
- 「再起動」を選択
これにより、一時的にタスクバーが復活することがあります。なお、企業内で複数の端末に同様の不具合が発生している場合は、OSのバージョン確認やグループポリシー、ユーザープロファイルの影響も考慮する必要があります。
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ファイルエクスプローラーがフリーズor落ちる
😱皆さんにお聞きしたいです😱
— Takahashi Hiroto│髙橋大翔 (@hiroto_graphy) June 14, 2023
Windows11なんですが、エクスプローラーのタブの切り替えをしようとすると必ず落ちる現象が起きます。
誰かわかる方〜!!😭#Windows11 #ウインドウズ pic.twitter.com/BXvjhWYwOU
Windows11のファイルエクスプローラーは、新しいデザインや機能が追加されています。
しかし、ファイルエクスプローラーを開いたり操作したりすると、画面が固まってしまうor落ちるというバグが報告されています。
一時的な解決策としては、「Ctrl+Shift+Escキー」を押してタスクマネージャーを起動し、File Explorerプロセスを終了することでファイルエクスプローラーを再起動するしか今のところ方法はありません。
「・・・」メニューが全面に出ない
他にもファイルエクスプローラーのバグが確認されています。
≫Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイドをダウンロードする
サウンドが出ない

Windows11では、サウンド設定のUIが再設計され、音量調整や出力デバイスの切り替えなどがより直感的に行えるようになりました。
しかし一部の端末では、「起動直後から音がまったく出ない」「スピーカーやイヤホンを認識しない」といった不具合が発生するケースも確認されています。
とくに会議用PCや音声通知を多用する業務環境において、サウンド関連のバグは業務への影響が大きく、早急な対応が求められます。
実際に調査したところ以下のような声を見受けられました。
おはゥオッ🦭ございます‼︎
— ホットセイ☕️🦭@オットセイVTuber (@HotseiGaming) June 18, 2023
本日は☀️☀️☀️
昨日、気まぐれでWindows11にしたら、何だかサウンドがおかしくなってしまいました🦭💦
そろそろ替え時かな。
さて、月曜日ゆるっといこー!🦭✨#新人Vtuber #おはようVtuber pic.twitter.com/WvAaPr1WZX
一時的な対処方法
- 設定 → システム → トラブルシューティング → オーディオの再生から診断ツールを実行する
- 画面右下の通知領域から「サウンドの出力先(スピーカーやヘッドセットなど)」を再確認・再選択する
- デバイスマネージャー を開き、「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」内のオーディオデバイスを右クリック → 「ドライバーの更新」
上記の方法でも改善されない場合は、OSやオーディオドライバーとの互換性に起因している可能性があります。継続的なトラブルが発生するようであれば、機種変更や外部デバイスの検討も視野に入れて対応する必要があります。
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ブルースクリーンが頻発する
Windows11では、ブルースクリーン(システムエラー画面)のデザインやメッセージが変更されており、以前のような「いきなりシャッと青画面になる」という感じではなく、出方が優しくなっていると話題ではありますが、頻繁に発生するというバグが報告されています。
ブルースクリーンが発生すると、システムが強制的に再起動されてしまうので途中まで進めていた作業が全てなくなってしまう可能性があります。
このバグの原因も不明ですが、一時的な解決策としては、Windows Updateを実行したり、不要なソフトウェアやマルウェアを削除したりすることでブルースクリーンが減る場合があります。
ブルースクリーンが発生すると、Windows 11では青色の画面にQRコードと「停止コード(Stop Code)」というエラーコードが表示されます。
主なメモリー関連の停止コード(Stop Code)
- 0x1A:MEMORY_MANAGEMENT
メモリー管理上のエラー - 0x2E:DATA_BUS_ERROR
メモリ不良などがパリティエラーで検知された場合 - 0x3F:NO_MORE_SYSTEM_PTES
メモリーページロードが頻発し、メモリー管理が適切に行われていない - 0x50:PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA
メモリーの物理破損の可能性 - 0x7A:KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR
ハードディスクの損傷などでメモリーにカーネルデータをロードできない - 0xF2:HARDWARE_INTERRUPT_STORM
メモリー不具合の可能性
参照元:Microsoft「バグ チェック コード リファレンス」
もしよろしければ原因の究明にお役立てください。
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KB5028256のパッチをあてるとIME(文字入力)がバグる
Windows11 insider preview KB5028256を適用したら、ローマ字変換がアホになった
— やなかさん(谷中博) (@Yanaka_Hiroshi) July 23, 2023
「とうきょうと」と今まで通りに入力すると、こんなんだよ…🤣 pic.twitter.com/ksBqlqrftK
こちらの解決方法については「以前のバージョンのIMEを使用する」ことで回避できる可能性があるので共有します。
以前のバージョンを使用する方法
設定から「日本語 IME の設定」を検索

「全般」をクリック

下までスクロールすると「以前のバージョンの Microsoft IME を使う」がでてきます

「オン」に変更して「OK」をクリック

上記でこの不具合を回避できる可能性がありますので一度お試しください。
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Windows11にするとメモリーリークのバグが発生

メモリーリークとはバグの一つで、使用していないメモリを開放することなく確保し続けてしまう現象のことを指します。 leakは直訳で「漏れ出す」の意味であり、 メモリリークによってメモリが不足するとアプリケーションの動作が不安定になったり、クラッシュやフリーズを引き起こすことがあります。
実際に調査をしてみると多くの方がメモリーリークについて悩まされていました。
Windows11にメモリーリークのバグあるから、それでメモリーの使用率上がってる人多いな。
— oto (@k_otogawa) February 10, 2024
調べると。
windows11、一週間動かした程度でメモリーリーク動作不良になるなよ、と言いたくはなる。
— Chikar. () (@hongehonge) January 14, 2024
詳しくはこちらの動画にて修正方法が紹介されておりましたのでご覧ください。
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2024年2月16日配布「KB5034765」のパッチをあてると様々な不具合が発生中
こちらの解決方法については前のバージョンに復元することで回避が可能ですので、無難に復元しましょう。
2024年2月28日追記:エラーが発生した場合、イベントビューアーにはエラーコード「0x800F0922」が表示されることがあります。
Microsoftは回避策として、隠しフォルダC:¥WinREAgent
を削除する方法を提案しています。再起動が必要となる場合もあるものの、これによってKB5034765がインストールできるとのことです。
※ソース元
以上、2024年現時点で報告されている「Windows11の代表的なバグ」について、総まとめしてみました。
その他にもバグ関連の報告記事をご紹介しておりますので、当てはまる方は以下の記事もご参照ください。
≫【VPNの障害発生】Windows 11更新プログラム「KB5026372」の罠
Wi-Fiの項目が消えたor表示されない

実際にX(旧Twitter)でお調べしてみると多くの方がお悩みであることが分かりました。
Windowsのネット潰れたw
— xXxxXxxxXxxXx (@tikuwakamekamo) March 10, 2024
Wi-Fiの項目さえなくなったしw
頑張って治すか…
Windows11いまだにバグ酷いのか
以下の記事でWindows11のWi-Fiが消えた問題に関する対処方法をご紹介しておりますのでご覧ください。
Windows11へアップグレード時にバグが発生した場合

もし不明点や解決しない場合、中小企業向けに「Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイド」にてWindows11のよくあるトラブルと解決方法を操作手順付きでご紹介しておりますので、是非ダウンロードしてご活用ください。
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Windows11へアップグレードするべきか?
以上のように、Windows11にはメリットとデメリットがあります。
では、Windows11へアップグレードするべきかどうかはどう判断すればいいのでしょうか?
結論として筆者は「新しいものが好きな人はアップデートしていいのでは」と思っています。
個人の好みやニーズによって異なりますが、以下のような基準で考えると良いかもしれません。
- 最新のデザインや機能を楽しみたい人=Windows11を検討してOK
- ゲーム性能を向上させたい人=Windows11を検討してOK
- AndroidアプリをPCで使いたい人=Windows11を検討してOK
- システム要件を満たしている人=Windows11を検討してOK
- システム要件を満たしていない人=Windows10のままでOK
- Windows10のデザインや操作に慣れている人=Windows10のままでOK
- 不具合やバグに耐えられない人=Windows10のままでOK
これらのようにWindows11にはまだ改善の余地があります。バグや不具合も多く報告されていますし、互換性やセキュリティも気になるところです。
しかし、Windows11はまだ新しいOSであり、アップデートが続くと考えられるためこれからもっと良くなると期待しています。
最悪「合わない」と思っても10日以内であればダウングレードが簡単にできますので、一旦アップグレードしてみるという選択肢も考えられます。
上記をX(旧Twitter)でご紹介したところ、「熊日デジタル」様から嬉しいお言葉も授かりました。
分かりやすぅい!!!(弊社はソフトとの互換の関係で10と11が混在している) https://t.co/qwiBKBCtM3
— 熊日デジタル【公式】🖥️🎥 (@Kumanichi_digi) February 13, 2024
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Windows11に23H2から「生成AI」が標準搭載される!

新製品発表イベントにて生成AIツール「Microsoft Copilot」を発表しました。
このアップデートには、150個以上の新機能が含まれ、Bing、Edge、Microsoft 365 Copilotなどにも展開される予定です。
新機能としては、ペイント、フォト、ClipchampなどのアプリにAIを活用した機能が追加される予定でWindows11にはさらなる可能性が秘めていることが分かります。
- 「ペイント」に生成AI機能「Cocreator」(プレビュー)が追加され、背景削除とレイヤー機能が追加される。
- 「フォト」アプリはAIで強化され、背景ぼかしやテキストによるOneDrive上の画像の検索などが可能になる。
- 「Snipping Tool」では、画像から特定のテキストを抽出できるようになる。
- AI関連としてBing ChatのAI機能更新、Bing Image Creator、Edgeの「Microsoft Shopping」、企業向け「Microsoft 365 Copilot」と「Microsoft 365 Chat」の提供開始などが予定されています。
ますます目を離せなくなるアップデートですので、今後も最新情報をお届けさせていただきます。
2023年11月追記:Windows11 23H2についてまとめ記事を公開しました
2023/11/1(日本時間)に正式リリースされた大型アップデート「Windows 11 23H2」がリリースされました。
≫【徹底解説】Windows11 23H2の新機能とは?リリース日はいつ?22H2からどう変わった?
22H2と比較してどのように進化をしたのか、ユーザーからの実際のフィードバックを交えて早速解説をしたので是非読んでね!
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企業・事業者は最新のWindows11を導入すべき?

企業で使うパソコンの環境は、常に最新の状態に保つことが大切です。セキュリティ対策の強化や業務効率の向上にもつながります。
特にWindows10は、2025年10月でサポートが終了するため、Windows11への切り替えは早めに検討しておきたいところです。
とはいえ、以下のように実際には移行に踏み切れない理由を抱えている企業も多いのではないでしょうか。
- 導入計画を立てる時間がない
- 移行後のトラブルが心配
- 社内に詳しい人がいない
そうしたお悩みがある場合は、「biz-us クラウド」のような導入支援サービスの活用もひとつの方法です。社内の負担を減らしながら、安全かつスムーズな移行をサポートします。
biz-us クラウドならではの強み
- Windows 11 の導入から運用まで一貫してサポート
- Windows 11 移行後のトラブルにもヘルプデスクが対応
- Windows 11 移行後の環境づくりもサポート
社内のリソース不足で導入後のアップデートや管理に手が回らない場合や、導入はできたものの環境づくりや管理が後回しになっているなどリソース不足でもサポートすることも可能です。
「biz-us クラウド」ではリモートでの対応だけでなく、現地の訪問・出張対応まで幅広く承っております。お気軽にお問い合わせください。
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まとめ

いかがでしたか?
Windows11は登場からまだ日が浅いため、一部の不具合や予期せぬ挙動に悩まされるケースもあります。とはいえ、Windows10のサポート終了が2025年10月に予定されており、将来的にはWindows11への移行が避けられません。
特に業務用PCの場合、トラブルが発生すると業務効率の低下や情報セキュリティ上のリスクにも直結するため、安定した運用環境を整えておくことが重要です。
Windows10とWindows11のメリットとデメリットについて詳しく調査してみましたが、難しいところだよね・・・。
もし、「アップデート後に不具合が出て業務に支障が出た」「解決方法がわからず困っている」といった状況がありましたら、ぜひ一度「biz-us クラウド」にご相談ください。
法人向けの環境構築・トラブル解決に多数対応しており、リモート操作による迅速なサポートも可能です。