トラブル対応事例
ファイルシステム エラー(-2147219200)のトラブル事例
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こんにちは。biz-usクラウド サポート担当です。
今回は、「従業員のパソコンで共有サーバー上の画像ファイルを開こうとすると、表示が極端に遅く、『ファイルシステムのエラーです(-2147219200)』と表示される」とのご相談に対応した事例をご紹介します。
画像データの閲覧や保存が日常業務に欠かせない企業様にとって、突然こうしたエラーが発生すると、業務が止まってしまう恐れもあります。
同じようなエラーでお困りの方は、ぜひ今回の対応内容をご参考ください。
目次
他の端末やアプリでも検証し、原因を切り分け
まずはエラーがPC固有のものか、共有サーバー側に問題があるのかを確認するため、以下のように検証を行いました。
- 他のPCから同じ画像にアクセス → 問題なし
- 該当PCでExcel・Wordなどを開く → 問題なし
このことから、共有サーバー側ではなく特定のPCまたは画像閲覧アプリに問題があると判断し、原因を絞り込んでいきました。
原因はPCのパフォーマンス劣化とアプリ側の不具合
以下の対応を通じて、さらに詳細な状況を調査しました。
- 画像アプリの再インストール
一時ファイルの破損や更新失敗による不具合の可能性を排除するため、該当アプリを再インストール。 - PCのメモリ状況の確認
パフォーマンス低下の原因としてメモリ不足を想定しましたが、メモリ使用量に大きな問題は見られませんでした。
最終的に、使用しているPCが古いモデル(Dynabook)で、経年劣化によるパフォーマンス低下が主な原因であると判断しました。
今回の対応方針と今後の対策について
今回のケースでは、OSをクリーンインストールすれば改善される可能性もありましたが、
- データ消去のリスク
- 法人PCとしての業務影響
などを総合的に判断し、メーカーサポート(Dynabook)への問い合わせをご提案しました。
biz-usクラウドでは、こうした「原因がすぐに断定できない複合的なトラブル」に対しても、状況の切り分け・優先順位の判断・社内で対応すべきか、外部に相談すべきかのアドバイスまで含めてご案内しています。
≫「-2147219200」のエラーが表示される場合のご相談はこちら
法人PCの「そろそろ買い替え?」チェックポイント
今回のようなトラブルが発生した際、PC自体の寿命が関係している場合が多いです。
以下のような症状が複数当てはまる場合は、買い替えやアップグレードの検討タイミングかもしれません。
チェック項目 | 症状の例 |
---|---|
起動に時間がかかる | 電源を入れてからデスクトップが表示されるまでに5分以上かかる |
アプリの動作が遅い | ファイルを開く、保存する動作がたびたびフリーズする |
動画や画像の表示が不安定 | 表示が遅い/固まる/エラーが出ることがある |
複数のアプリを同時に使えない | Excelとブラウザを開くだけで動作が極端に重くなる |
異音や高温になる | HDDから異音がする/ファンが常に回りっぱなし/本体が熱い |
使用年数が5年以上 | 一般的に、法人PCの買い替え目安は約4~5年と言われています |
一部だけ部品交換すれば改善する場合もありますので、まずは1度お試しいただき解決しない場合はお問い合わせください。
「ファイルシステムのエラー」が発生する主な原因
「-2147219200」などのエラーコードが表示された場合、以下のような原因が考えられます。
原因カテゴリ | 詳細内容 |
---|---|
アプリの破損・不具合 | 画像ビューアや専用ソフトの破損、更新失敗による影響 |
ファイルそのものの破損 | ファイルの保存・転送時に破損が起きているケース |
ストレージ障害 | HDD/SSDの劣化や不良セクタによる読み込み不良 |
OSの一部機能不具合 | システムライブラリや内部APIの破損 |
メモリ・処理能力不足 | 古いPCでのアプリ実行時に発生しやすい傾向 |
根本原因の特定が難しい場合でも、切り分け・復旧支援を遠隔で対応可能です。お困りの際は、biz-usクラウドまでお気軽にご相談ください。