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【法人向け】パソコン保守とは?必要性やサービスの選び方を解説
この記事は約 7 分で読めます。
こんにちは。「biz-us クラウド」サポート担当です。
「社内にITに詳しい人がいない…」「ブルースクリーンのようなトラブルのたびに業務が止まってしまう…」そんなトラブルが起きた時、情報システム担当がいない企業では、トラブル対応に手間取り、業務が止まってしまうケースも少なくありません。
中小企業や少人数の事業所では、専任の情報システム担当者(情シス)を置かず、担当者が兼任しているケースが多く見られます。 その結果、パソコントラブルが起きても業務が止まり、復旧までに長時間かかってしまうことも。
こうした事態を未然に防ぐ手段が「PC保守サービス」です。
本記事では、PC保守の必要性やサービスの種類、メリット・デメリット、サービスの選び方まで詳しく解説していきます。
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目次
PC保守とは?

PC保守とは、パソコンのトラブル対応や修理、ソフトウェア管理、セキュリティ対策などを通じて、業務の安定運用を支える外部サポートのことです。
たとえば、業務中のフリーズ・ウイルス感染・動作不良などに対して、あらかじめ備えることで、トラブルが起きても復旧を早め、被害を最小限に抑えることができます。
また、セキュリティ対策やソフト更新を計画的に行うことで、業務の中断や情報漏えいのリスクを未然に防ぐことにもつながります。
保守と保証はどう違う?
「保守」と「保証」は混同されやすい言葉ですが、目的も範囲もまったく異なります。
保守(メンテナンス)
- トラブルを未然に防ぐための日常的なサポート
- 定期的なメンテナンス・ソフト更新・トラブル時の一次対応など
- 問題が起きたときにも、迅速にリモートや訪問で対応できる体制を整えることが目的
保守は、日々の安定稼働や業務の継続性を支える「予防的なサポート」です。
保証(メーカーサポート)
- 主に製品の自然故障に対してのみ無償修理・交換を行う制度
- 保証の範囲は限られており、消耗品の劣化・操作ミス・ソフトの不具合は対象外
- いざというときに頼れる体制ではなく、あくまで“製品品質”に関する救済措置
保証は、あくまで自然故障に対する「限定的な補償」であり、日常のサポートとは異なる点に注意が必要です。
保守はトラブルを防いだり、早めに対応したりして、ずーっとちゃんと使えるようにするためのものなんだ。それに対して保証は、物が壊れたときに直したり取り替えたりするのがメインなんだよ!
PC保守サービスの必要性
パソコンやIT機器は、業務を支える「生命線」です。突然のフリーズやネット接続の不具合といったトラブルが起これば仕事が止まり、生産性や信頼性に直結するリスクを抱えることになります。
特に、社内にIT専門の担当者がいない中小企業では、ひとたびトラブルが発生すると「誰も対応できず、業務全体がストップしてしまう」といった課題も珍しくありません。
こうした事態を防ぐために有効なのが「PC保守サービス」です。
たとえば、次のようなサポートが受けられます。
- すぐに対応できる窓口がある安心感
→何かあったとき、すぐに対応してもらえる体制があるだけで不安が大きく減る - トラブル発生時の対応スピードが早い
→リモートサポートや必要に応じた訪問対応で、復旧までの時間を短縮 - コストが安定しやすい
→月額固定制のため、突発的な対応でも予算が立てやすく、社内稟議も通しやすい
PC保守サービスを導入することで、「万が一の時も安心できる体制」が整い、業務を止めない・生産性を落とさないための土台が築けます。
保守サービスを利用すると、もし何かトラブルがあっても、すぐに対応をお願いできるから、仕事が止まる時間を短くすることができるんだね!
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PC保守サービスのメリット

先ほども触れたように、PC保守サービスの導入によって、単にトラブル対応が早くなるだけでなく、企業経営にもプラスの効果があります。
ここでは、PC保守サービスを導入することで得られる具体的な利点を詳しく解説します。
IT担当者が本来の業務に集中できる環境づくり
- 社内のIT人材がトラブル対応から解放される
- 本来取り組むべき業務(業務改善・新規プロジェクト)に集中できる
- リソースの最適配置が可能となり、全体の生産性向上につながる
外部の保守パートナーを活用することで、社内のITリソースを「攻め」の業務に活かせるようになります。
ITコストの最適化と予算計画の立てやすさ
- 月額定額制で予算管理がしやすく、突発コストの心配が減る
- 自社でヘルプデスク人員を抱えるよりも、コストを抑えて質の高いサポートが受けられる
- 長期契約の縛りがないサービスを選べば、経営リスクも最小化できる
「必要なときだけ使える」柔軟なサービスなら、費用対効果も高く、導入のハードルも下がります。
ヘルプデスク担当の社員を雇用した場合と外部委託した場合の費用の比較について、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:【中小企業向け】社内ヘルプデスクは外注できる?メリット・デメリット/選定ポイントを解説
セキュリティとリスク対策の強化
- 最新のウイルス対策やOSアップデートなどを外部が代行
- 定期的なバックアップ体制により、万が一の復旧もスムーズ
- サイバー攻撃や情報漏えいのリスクを事前に防げる
セキュリティ対策を「後回し」にせず、専門パートナーに任せることで、情報資産を確実に守ることができます。
サービスによっては、ファイアウォールの設定やネットワークセキュリティの強化など、外部からの攻撃に備えた対策も含まれているから、より高度なセキュリティ体制が期待できるよ!
PC保守サービスの種類

PC保守サービスには、「オンサイト保守」「リモート保守」「センドバック保守」など、対応方法の異なるいくつかの種類があります。自社の業務環境やトラブル発生時のリスクに応じて、適切な保守形態を選ぶことが重要です。
ここでは、それぞれの保守方法の特徴をわかりやすくご紹介します。
保守の提供方法
オンサイト保守(訪問対応)
オンサイト保守は、技術者が実際に現地(オフィスや施設)に訪問して対応する保守方法です。
電話やメールで事前に状況をヒアリングし、必要な部品やツールを持参したうえで作業を行うため、ハードウェアの不具合や物理的な故障にも柔軟に対応できます。
- 主な対応内容:ハードウェア故障、ネットワーク障害、復旧作業など
- メリット:現場での即時対応が可能/ダウンタイムを最小化
- 向いている企業:店舗・拠点を持つ事業所/リモートで解決できないケースが多い企業
オンサイト保守は機器トラブルによる業務停止を最小限にしたい企業にとって、現場対応の安心感は大きな武器になります。
リモート保守
リモート保守は、リモート接続ツールや電話・メールを活用して、離れた場所から対応する保守方法です。ソフトウェアの設定ミスや軽度なトラブルであれば、迅速かつ低コストで対応できます。
- 主な対応内容:設定変更、トラブルシューティング、操作サポートなど
- メリット:即時対応が可能/移動コストが不要/低コスト
- 向いている企業:全国に拠点がある/スピード重視でコストを抑えたい企業
「とにかく早く見てほしい」「コストを抑えたい」という企業には、柔軟でスピーディなリモート保守が最適です。
センドバック保守(機器送付対応)
センドバック保守は、故障した機器を業者へ送付して対応してもらう保守方法です。軽微な不具合や緊急性の低いケースであれば、コストを抑えながら対応できるのが魅力です。
- 主な対応内容:製品の修理・交換
- メリット:人件費・訪問コスト不要/費用対効果が高い
- 向いている企業:トラブルが少なく、運用コストを最小限に抑えたい企業
緊急性の低いケースや、安定稼働している環境では、センドバック保守がコストパフォーマンスに優れた選択肢になります。
それぞれの保守契約のメリット・デメリットを以下にまとめました。
保守タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
オンサイト保守 | 技術者が現地で直接対応するため、複雑な問題もその場で解決可能。 | リモートやセンドバックに比べてコストが高い。 |
業務中断の時間を最小限に抑えられる。 | 技術者到着までの移動時間がかかる場合がある。 | |
リモート保守 | 即時対応が可能で、トラブル解決までの時間が短い。 | 物理的な修理が必要なトラブルには対応できない。 |
技術者の移動が不要なため、コスト効率が高い。 | ネットワーク環境の問題があるとサポートが制限される場合がある。 | |
センドバック保守 | 派遣費用が発生しないため、低コストで利用可能。 | 修理期間中、機器が手元にないため業務に支障をきたす場合がある。 |
定期的な交換対応が必要な軽微なトラブルに適している。 | 緊急性の高いトラブルには不向き。 |
どの保守が適しているかは、保守対象の機器、トラブル対応の緊急性、予算によって変わってくるよ!それぞれサービスの特徴をよく知って、自社に合ったものを選択しよう!
保守サービスの契約形態とは?
PC保守サービスには、企業の規模やトラブル頻度、予算感に合わせて選べる複数の契約形態があります。
どの契約を選ぶかによって、コスト管理のしやすさやトラブル対応の柔軟性が大きく変わるため、自社の業務実態に合った形式を選ぶことが重要です。
以下では代表的な2つの契約形態をご紹介します。
月額定額保守(サブスクリプション型)
- 内容:月額料金を支払うことで、リモートサポート・障害対応・設定変更など、一定範囲のサポートをいつでも受けられる契約
- メリット:追加費用が発生しないため、コストが安定/トラブル時にすぐ相談できる安心感
- 向いている企業:日常的にPCトラブルが発生している/情シスが不在でサポート体制を整えたい企業
社内にITに詳しい人がいない企業や、突発対応のたびに手間がかかっている企業にとって、定額制は非常に頼れる仕組みです。
スポット保守(都度対応型)
- 内容:トラブルが起きたときに単発でサポートを依頼する形式
- メリット:固定費ゼロ/必要なときだけ依頼できる柔軟さ
- 向いている企業:トラブル頻度が低い/社内に最低限のITスキルを持つ担当者がいる企業
コストをできるだけ抑えたい企業にはスポット型も有効ですが、トラブルが重なると割高になる可能性も。頻度に応じて定額との比較検討がおすすめです。
ちなみに当社のサービス「biz-usクラウド」では定額保守もスポット保守も両方対応できるよ!
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まとめ
PC保守サービスは、日々の業務に支障をきたすトラブルを未然に防ぎ、安定したIT環境を維持するために欠かせない支援サービスです。
特に、情報システム担当者が常駐していない中小企業では、外部のサポート体制を持つことが、リスク対策として非常に有効です。
導入のポイントを改めて整理すると、以下のとおりです。
- ITトラブルが発生しても、業務を止めずに迅速な対応が可能
- 社内リソースを圧迫せず、本来業務に集中できる
- 定額プラン・スポット対応など、企業ごとの状況に合わせて選べる
- セキュリティやアップデート管理も外部に任せて効率化
biz-usクラウドでは、月額2,000円からの手頃な保守プランをご用意。
「パソコンが固まった」「ネットに繋がらない」などのトラブルにも、リモート対応+訪問対応の両面から柔軟にサポートします。
ぜひbiz-usクラウドまでお気軽にお問い合わせください。
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