トラブル対応事例
IPアドレス変更によりスキャンできなくなった問題の解決
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こんにちは。biz-usクラウド サポート担当です。
今回は、「これまで問題なく使えていたスキャン機能が、突然使えなくなった」という企業ご担当者様からのご相談に対応した事例をご紹介します。
業務で日常的に使うスキャン機能が使えなくなると、書類のやり取りや社内フローが滞る要因にもなります。
同じようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ今回の事例を参考にしてみてください。
トラブル状況の確認
以前、スキャンの送信先をIPアドレスからフルコンピュータ名に変更して対応済だった機器について、再びスキャンが失敗するようになったとのご報告をいただきました。
再発の原因を調べるため、リモートでネットワーク環境を確認しました。
原因:ネットワーク内のIPアドレスが変更されていた
調査の結果、ネットワーク内のIPアドレスが変更されていたことが判明しました。
以前は「192.168.0.xxx」というアドレスが割り当てられていましたが、現在は「192.168.0.xx」へと変更されており、複合機のスキャン設定が旧アドレスのままだったため、スキャンデータの送信先が見つからず、処理に失敗していた状態でした。
IPアドレスを更新し、再発防止策もご案内
スキャン送信先のIPアドレスを最新のアドレスに更新し、正常にデータが送信されることを確認しました。
また、今後同じようなトラブルが発生した際にご担当者様ご自身でも対応できるよう、以下の内容を共有しました。
- ネットワーク上のIPアドレス確認方法(PC・複合機側)
- スキャン設定画面での宛先修正手順
- IPアドレスを固定することで再発を防ぐ方法のご案内(ご希望があれば)
突然スキャンが使えなくなる原因は「設定ミス」だけではない
スキャンができなくなる原因は、今回のようなネットワーク上のIP変更だけでなく、
- ファイル共有設定の変更
- SMBのバージョン違い
- フォルダ権限のリセット
など、複数の要因が絡むことも珍しくありません。
「複合機は接続されているはずなのに…」「前は使えていたのに急にできない」このような状況でお困りの際は、ぜひbiz-usクラウドにご相談ください。