トラブル対応事例
【偽警告】「このPCへのアクセスはセキュリティ上の理由でブロックされています」への対処
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「biz-us クラウド」をご契約中の法人ご担当者様より、「ネットを使っていたら突然“このPCへのアクセスはセキュリティ上の理由でブロックされています”という警告が表示され、操作ができなくなった」とのご相談がありました。
この記事では実際に寄せられたご相談と、その対応内容をご紹介します。
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よくあるトラブル:突然の「偽警告メッセージ」
表示された警告メッセージには以下のような記載がありました。
Windows Defender セキュリティセンター
アプリ: ads.●●●●●●.dll
検出された脅威: トロイの木馬スパイウェアセキュリティ上の理由と安全のため、このPCへのアクセスはブロックされています。
表示された警告文より引用
日本マイクロソフトのフリーダイヤルに電話する : 050-****−****
このタイプの警告メッセージは、偽のセキュリティアラートであり、悪意あるソフトウェアや詐欺サイトに関連していることが多いです。
しかもタチが悪いことに、ピーピーと不安を煽るような警告音が流れ、次々に「パソコンがウイルス感染しています。至急xxx-xxx-xxxxまでお電話ください」といった大量のメッセージが表示されることもあります。
そもそもこの画面を閉じることができないため、多くの方が突然のことで焦ってしまうと思います。
焦って電話をしてしまった事例
慌てて表示された番号に電話したところ「Googleを名乗る男」が出て、「ハッカーに侵入されていて、個人情報などが盗まれてしまいます。ウイルスを削除しますが、費用が発生します。削除後のサポートもあります」などと伝えられた事例もありました。
これは、トロイの木馬(スパイウェア)に感染したと信じ込ませ、メッセージに従って電話をかけさせてウイルスを駆除するサポート料金として金銭をだましとる手口で、「サポート詐欺」とも呼ばれています。
強制的にアプリを終了して対処
このような警告画面が閉じられない場合は、次のように対処してください。
- 画面を無理に操作せず、Ctrl + Shift + Esc を押す
- 「タスクマネージャー」から該当のブラウザ(例:Chrome)を選択
- 「タスクの終了」で強制的にアプリを閉じる
- 再起動後、警告画面が再表示されなければ問題なし
それでも改善しない、または画面が変わらない場合は絶対に電話をせず、専門業者に連絡してください。
まとめ
今回、ご担当者様にはインターネットセキュリティの重要性と偽の警告メッセージを見分ける方法についてもご案内しました。
今回の対応ポイントをまとめると以下の通りとなります。
- 突然の「セキュリティ警告」表示に注意
→「このPCへのアクセスはセキュリティ上の理由でブロックされています」などの文言は、偽の警告(サポート詐欺)である可能性が高い。 - 電話をかけさせる手口に要注意
→「日本マイクロソフトのフリーダイヤル」や「Googleを名乗る男」などは詐欺業者の常套句。絶対に電話をしないこと。 - 警告音やメッセージで焦らせるのが目的
→突然の大音量や強制的なポップアップは、ユーザーを混乱させ、詐欺につなげるための演出。 - 正しい対処法は“強制終了”と“冷静な対応”
→アプリの強制終了やシャットダウンで解決するケースが多い。慌てず、決して指示に従わないこと。 - こうしたトラブルは誰にでも起こり得る
→社内にIT担当がいない企業でも、すぐに頼れる窓口があるかどうかが重要。
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