トラブル対応事例
【法人向け】複合機でスキャンが送れないときの原因と解決方法
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こんにちは。「biz-us クラウド」サポート担当です。
今回は、弊社サービスをご利用中の法人様から「急に複合機からスキャンが送れなくなった」というご相談をいただきました。
毎日使っているスキャン機能が急に使えなくなってしまうと、資料の送信や共有ができなくなり、業務が止まってしまいます。
同じような症状でお困りの方に向けて、実際の事例をもとに原因と解決策を解説します。
≫【法人様向け】スキャン設定の見直しやトラブル対応について相談する
目次
複合機からスキャンが送れない原因と解決方法
調査の結果、スキャン送信先として指定していたPC内フォルダに次の変更がありました。
- フォルダ名が変更されていた
- フォルダの共有設定が解除されていた
この2点が原因で、複合機がスキャン送信先を正しく認識できなくなっていました。
元のフォルダ名を確認し、共有設定を再度有効化したところ、スキャン送信は問題なく復旧しました。
今回のケース以外にも、複合機のスキャントラブルにはさまざまな要因があります。関連する事例をいくつかご紹介しますので、あわせてご参考ください。
再発防止のためのポイント
スキャントラブルは一度解消しても、運用の仕方次第で再発することがあります。以下の点を意識するだけで、安定稼働につながります。
1. フォルダ名の変更を避ける運用ルールを設定する
複合機はスキャンデータを送信する際、あらかじめ設定されたフォルダのパス(例:\PC名\フォルダ名)をもとにデータを送信します。
そのため、フォルダ名が変わるとパスも変わり、送信先として認識できなくなります。
こうした不具合を防ぐにあたって、「スキャン用フォルダの名前は変更しない」といった基本的な運用ルールをチーム内で徹底するなど決めることをおすすめします。
2. 共有設定を定期的に確認する
フォルダの共有設定が無効になると、スキャンデータの送信先として認識されなくなります。
設定の変更履歴(変更者・日時など)を記録しておくと、トラブル発生時の原因特定がスムーズになります。
また、月に1回など、定期的に共有設定を確認するスケジュールを設けることで、予期せぬスキャン送信エラーを未然に防ぐことができます。
そのほかにも、複合機のスキャンに関するトラブル解決事例をご紹介していますので、あわせてご覧ください。
パソコン・IT機器関連のサポートは「biz-usクラウド」へ
今回のケースでは「フォルダ名」と「共有設定」の変更が原因でしたが、複合機のスキャントラブルには他にも多くの要因が考えられます。
「設定を見直しても直らない」「同じトラブルが繰り返し発生する」といった場合は、専門サポートを活用するのが確実です。
biz-usクラウドでは、1,700社以上の法人サポート実績をもとに、遠隔操作や訪問対応で幅広いトラブルに対応しています。お気軽にお問い合わせください。