トラブル対応事例
緊急停電時のサーバーへのアクセス不具合とその対応
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こんにちは。「biz-usクラウド」サポート担当です。
今回は、「停電後、社内サーバーにアクセスできなくなった」という法人ご担当者様からの緊急相談に対応した事例をご紹介します。
サーバーやネットワーク機器は電源トラブルに弱く、特に突然の停電後には、正常に起動できない・通信が確立しないといった事態が起こることがあります。同じような状況でお困りの方は、ぜひ本事例をご参考ください。
サーバーとの通信が確立されていない状態
状況を遠隔で確認したところ、まずはサーバー(IPアドレス:192.168.11.xxx)へのPingテストを実施しました。
これは、サーバーがネットワークに接続されているか、通信経路に問題がないかを確認するための基本的な診断方法です。
今回のケースでは、Pingテストが失敗。つまり、サーバーがネットワーク上でまったく認識されていない状態でした。
電源とネットワーク機器を順に確認・再構成
原因の切り分けと復旧を目的に、以下の手順でトラブルシューティングを実施しました。
- メインスイッチの再起動
停電からの復電後、メインスイッチ(ルーターやハブを含む)の電源をいったん落とし、数分待機後に再起動を実施。 - サーバー本体の放電処理
電源ケーブルを取り外したうえで、蓄電残量を完全に放出。これにより、サーバーの誤作動や起動不良をリセット。 - ネットワークHUBのポート差し替え
サーバーと接続しているLANポートに問題がある可能性を考慮し、別ポートへ差し替えて再接続。
これらの対応を経て、サーバーの通信が復旧し、ネットワーク経由でのアクセスが正常に行えることを確認しました。
停電対策としてUPS(無停電電源装置)の導入も検討を
停電後の不具合は、機器の故障だけでなく、復電時のタイミングや電力変動によるシステムの不安定化も原因となります。
こうしたリスクを軽減するには、UPS(無停電電源装置)の導入が有効です。UPSについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:UPS(無停電源装置)とは?特徴や選び方について徹底解説
biz-usクラウドは、突然のトラブルにも迅速対応
法人・事業者さま向けITサポート「biz-usクラウド」は、利用社数1,700社以上の実績をもつ、パソコンやIT機器のトラブル解決をサポートするサービスです。
停電後の復旧やサーバー接続不良など、突発的なご相談にも対応可能です。
上記のような緊急時のトラブルも「biz-us クラウド」では対応しております。スポットでの対応も承っておりますので、お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。