パソコン
評判悪い?Windows11にアップグレードすべき?メリット/デメリットは?
この記事は約 10 分で読めます。
こんにちは!「biz-us クラウド」編集部です。
当サイトは過去に様々なWindows 11に関する記事をご紹介してきました。
実際、Windows 11が登場してから多くの人々がアップグレードを検討しています。
新しいデザイン/機能/そしてパフォーマンスの向上など色々あるけど、実際のところ「どんなスペックが必要なのか?」また「バグだらけと聞くけどユーザーの評判はどうなの?」と気になる方も多いよね!
この記事では、Windows 11へのアップグレードを考えている方のために、必要なスペックと実際の評判を徹底的にまとめました!
目次
Windows 11の主な新機能とは?
Windows 11がWindows 10と比べて、どのような新しい機能や変更点があるのかを詳しく紹介します。
≫Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイドをダウンロードする
タスクバーの変更
Windows 11では、タスクバーのデザインが大きく変わりました。
特に、タスクバーの時計に「秒」を表示する機能が追加され、より詳細な時間情報を一目で確認することができるようになりました。
更新プログラムの取得
設定アプリの「Windows Update」画面には新しいトグルボタン(ON/OFFボタン)が追加され、セキュリティ以外の更新プログラムを手軽に取得することが可能になりました。
ウィジェットの改良
ウィジェットは、Windows 11の新しい機能の一つで、天気やニュースなどの情報をリアルタイムで表示することができます。
最新の更新では、ウィジェットボードのレイアウトが3列に拡張され、より多くの情報を一度に確認することができるようになりました。
ライブキャプション機能
Windows 11のライブキャプション機能は、動画や音声の内容をリアルタイムで字幕として表示する機能です。
多言語に対応しており、様々なコンテンツをより理解しやすく楽しむことができます。
スナップ機能の強化
Windows 11では、スナップ機能がさらに進化しました。
Alt+Tabキーを使用することで、直近のタブ20個を一度に表示することができるようになりました。
ゲーム機能の強化
ゲーム愛好者には嬉しいニュースとして、画面の書き換え回数を可変にする「可変リフレッシュレート(VRR)」や「自動HDR」への対応が追加されました。
これにより、ゲームの映像体験が向上し、よりリアルなゲームプレイを楽しむことができます。
その他の新機能
Windows 11には、上記の機能以外にも多くの新機能や改善点があります。
例えば、音声アクセス機能の強化、設定アプリにUSB4ハブとデバイス画面の追加、PrtScnキーにSnipping Tool起動を割り当てる機能など、多岐にわたる新機能が追加されています。
既にWindows 11にアップグレードされている方は、ぜひ一度新機能をお試しください。
スペック要件の詳細
Windows 11に必要なスペック要件は下記の通りです。
項目 | 最低スペック | 推奨スペック |
---|---|---|
プロセッサ (CPU) | 1GHz以上、2コア以上の64ビットプロセッサ | 2.5GHz以上、4コア以上の64ビットプロセッサ |
メモリ (RAM) | 4GB以上 | 8GB以上 |
ストレージ | 64GB以上 | 128GB以上のSSD |
システムファームウェア | UEFI、セキュアブート対応 | UEFI、セキュアブート対応、TPM 2.0対応 |
グラフィックスカード | DirectX 12対応、WDDM 2.0ドライバー対応 | DirectX 12対応、WDDM 2.0ドライバー対応、4GB VRAM以上 |
ディスプレイ | 720p以上、9インチ以上、16:9以上のアスペクト比 | 1080p以上、13インチ以上、16:9以上のアスペクト比 |
インターネット接続 | インターネット接続が必要 (初回セットアップ時) | 高速インターネット接続 |
Windows 11のCPUの情報を確認する方法
[設定]アプリを起動し、[システム]-[バージョン情報]画面を開くと、「デバイスの仕様」欄の「プロセッサ」項目でCPU名が確認できます。
動作の懸念点もあり
上記の通り、Windows 11は新しいオペレーティングシステムであり、その必要最低スペックがWindows 10と比べて上がっています。
そのため、必要最低スペックをギリギリで満たしている場合、パフォーマンスの低下につながる場合もあります。
アップグレードを検討する前に、現在のパソコンのスペックをしっかりと確認し、必要な対策を講じることが重要です。
安易なアップグレードは避け、十分な情報収集と検討を行うことでスムーズな移行を実現しましょう。
Windows11のメリットは?
Windows 11へのアップグレードを行うことで得られる主なメリットや利点を、実際のユーザーの声も交えながらご紹介をします。
デザインの進化
Windows 11は洗練されたデザインになっており、使いやすさも向上しています。
新しいタスクバー
タスクバーの位置やデザインが変わり、操作が直感的になりました。
ゲーム体験の向上
DirectX 12 Ultimateに対応しており、ゲームのパフォーマンスが向上しています。
ウィジェット機能
天気やニュースなどの情報をすぐにチェックできるウィジェットが追加されたので、さらに便利になりました。
新しいMicrosoft Store
Microsoft Storeが刷新され、より多くのアプリやコンテンツが追加されました。また、サードパーティのアプリも簡単にインストールできるようになりました。
その他にもWindows11 23H2から搭載された「Copilot」を目当てにアップグレードをされる方も設けられます。
MSが生成AIアシスタント『Microsoft Copilot』を搭載した、Windows 11を発表👏。ありとあらゆる作業でAIが使えるメリットはとてつもなく大きい↓。Windowsならではの利便性も高く、Macからの乗り換えも考えたいくらい魅力を感じる🤔。AI時代の新しい幕開けとなる予感🚀。pic.twitter.com/5Ep1SbYFVf
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) September 22, 2023
Windows11のデメリットは?
Windows 11は、Microsoftが2021年10月5日に正式にリリースしたばかりで歴史の浅い最新のOSです。
多くの新機能やデザインの変更が行われ、一部のユーザーからは好評を得ていますが、全てのユーザーがWindows 11を好意的に受け入れているわけではありません。
以下に、Windows 11に関する不評の背景や主な問題点をまとめました。
不具合の発生
新しいOSのため、Windows 11へのアップデート後、一部のユーザーからOSやアプリの動作が安定せず、動作が遅くなる、エラーが発生するなどの報告があります。
もしWindows11のバグに遭遇した場合
当サイトは過去にWindows 11のバグについてまとめ記事をご紹介しておりますので、当てはまるものがあればご覧ください。
- 【VPNの障害発生】Windows 11更新プログラム「KB5026372」の罠
- 【Windows11で障害発生】KB5028256でローマ字変換がバグる不具合【修正方法】
- 【Windows11で障害発生】KB502723でGoogle Chromeが起動しない不具合【修正方法とは】
タスクバーのグループ化
Windows 10ではタスクバーのグループ化を設定変更で解除できましたが、Windows 11では変更ができなくなりました。
これにより、開いているアプリの数を直感的に確認できないという不満が一部のユーザーから上がっています。
右クリックメニューの変更
Windows 10までは右クリックメニュー内の「切り取り/名前の変更/削除」などの項目は文字表記でしたが、Windows 11ではアイコン表記に変更されました。
これにより、どのアイコンがどの機能を指しているのかが分かりづらくなったという声があります。
今回はデメリットを挙げましたが、Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了する予定です。
いずれアップグレードする必要があるので、早めに新しいバージョンに慣れておくのも一つの方法です。
システム要件がアップしている
先ほどもご紹介しましたが、Windows 11は一部の古いPCでは動作しない可能性があります。
アップグレードに関しては、Windows 11だけでなく他のソフトウェアでも共通の問題として、「互換性の問題」が発生することがあります。実際に一部のアプリやソフトウェアが正常に動作しないことが報告されています。
学習コスト
元々Windowsユーザーであれば大きな問題はありませんが、新しいデザインや機能に慣れるまでの学習コストが多少必要です。
≫Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイドをダウンロードする
Windows 11のユーザーの評判は、ぶっちゃけどう?
Windows 11のリリース以降、ユーザーからはさまざまな評判や評価が寄せられています。
Windows11にしてみたけど
— あいる (@airu8) May 7, 2024
速攻で10にダウングレード
タスクバー上でないと私はダメ
モニターの右下に時計は見えない
サードパーティのソフト入れないと上にできない
スタートメニューかなり様変わりして
Microsoftとのリンクが増えて
ちょっと不都合
10のスタートメニュー不具合は
インストし直すか
新しいデザインや使いやすさに関しては、多くのユーザーから肯定的な評価を受けていますが、一部のユーザーからは、互換性の問題やデバイス要件、不具合や安定性の問題などの懸念点も報告されています。
アップグレードを検討する際には、これらの評判やユーザーのフィードバックを参考にし、自分の使用環境やニーズに合わせた選択を検討してください。
Windows 11はどんな人に向いている?
最新のデバイスを使用している人
Windows 11は、特定のシステム要件を必要とします。
最新のデバイスやハードウェアを使用しているユーザーは、これらの要件を簡単に満たすことができるため、アップデートを検討する価値があります。
ゲームや高性能アプリケーションを頻繁に使用する人
Windows 11は、ゲームや高性能アプリケーションのパフォーマンスを向上させる機能が多数搭載されています。
これらのアプリケーションを頻繁に使用するユーザーは、アップデートにより体験の向上を実感できるでしょう。
最新の機能やデザインを試したい人
新しいデザインや機能に興味があるユーザーは、Windows 11へのアップデートを検討することで、これらの新機能を体験することができます。
セキュリティを重視する人
Windows 11は、セキュリティの強化が図られています。
セキュリティを重視するユーザーは、最新のセキュリティ機能を利用するためにアップデートを検討することが推奨されます。
Windows 10のサポート終了を懸念している人
先ほども紹介しましたが、Windows 10のサポートは2025年10月に終了する予定です。サポート終了を懸念しているユーザーは、早めのアップデートを検討することで、長期的なサポートを受けることができます。
Windows 10のサポートが2025年10月に終了する予定となっている背景には、以下のような理由が考えられます。
そもそもなぜ2025年10月に終了?
マイクロソフトは、Windowsやその他の製品について、一定の製品ライフサイクルポリシーを持っています。
このポリシーに基づき、各製品には明確なサポート期間が設定されており、その期間が経過するとサポートが終了します。
Windows 10は2015年にリリースされたため、約10年のサポート期間を経て2025年に終了することが予定されています(もう10年も経過するのですね……!)。
新しい技術の導入
テクノロジーの進化に伴い、新しい機能やセキュリティの強化が求められることが多くなります。
古いOSのサポートを無限に続けるのは技術的な制約やリソースの問題で難しいため、新しいOSへの移行を促す目的でサポートが終了されることが一般的です。
Windows7からWindows11へのアップグレード手順
こちらについては下記記事にてまとめておりますので併せてご覧ください。
関連記事:【バグだらけ?】無料でWindows7からWindows11へアップグレードする方法
一方で「自分には合わない」と思った方向けにダウングレードをする方法についてもご紹介しておりますので併せてご覧ください。
Windows11からWindows10へのダウングレード手順
以下の記事でご紹介をしておりますのでご覧ください。
関連記事:【操作画面付き】Windows11からWindows10へダウングレードする方法
Windows11のアップグレードを途中でやめることはできる?
結論からいえば「絶対にやめたほうが良い」です。
ほとんどのアプリケーションやOSのアップデートに共通して、インストールが一度スタートすると途中で中断することは推奨されません。
途中でパソコンの電源を強制的に切ると、「Windows10も11も動作しなくなる」リスクがあり、トラブルや故障の原因となります。
もし仮にアップグレードが始まってしまった場合には、一度アップグレードが完了するまで待ってから、再度元の Windows10に復元する必要があるので注意してね!
Windows11へアップグレード時にバグが発生した場合
もし不明点や解決しない場合、中小企業向けに「Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイド」にてWindows11のよくあるトラブルと解決方法を操作手順付きでご紹介しておりますのでご覧ください。
企業・法人は最新のWindows11を導入すべき?
企業としてパソコンの環境を最新の状態に保つことは、セキュリティ面・効率性の向上に不可欠です。さらにいえばWindows10は2025年10月でサポート終了にもなりますので、Windows11への移行は企業にとって重要なステップと言えるでしょう。
「早くWindows11にアップグレードしなくてはいけない」と理解していてもWindows11への導入計画の策定に難航していたり、移行する上でのリソースが不足していたりなど、Windows 11の導入・移行がスムーズにできない場合は、弊社サービス「biz-us クラウド」などの導入支援サービスを利用することも有効です。
biz-us クラウドならではの強み
- Windows 11 の導入から運用まで一貫してサポート
- Windows 11 移行後のトラブルにもヘルプデスクが対応
- Windows 11 移行後の環境づくりもサポート
社内のリソース不足で導入後のアップデートや管理に手が回らない場合や、導入はできたものの環境づくりや管理が後回しになっているなどリソース不足でもサポートすることも可能です。
「biz-us クラウド」ではリモートでの対応だけでなく、現地の訪問・出張対応まで幅広く承っております。お気軽にお問い合わせください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、Windows 11へのアップグレードを考えている方のために、必要なスペックと実際の評判を徹底的にまとめました!
結論として新しいものが好きな人はアップグレードを、まだ様子を見たい人は待機を選択することも一つの方法ですが、Windows 10がサポートが終了することを考慮すると、将来的にはほぼ必須となるWindows 11への移行を検討する必要があります。
もしアップグレードやダウングレードなどで不具合が発生した場合は、当社のヘルプデスク代行サービス「biz-usクラウド」のサポートスタッフはリモート操作で対応いたしますので、お気軽にご相談ください!